講演題目
(1) スティーブン・クレイン教授:マッコーリ大学(金沢工業大学客員教授)
「Models, minds and machines: Talks with Hisashi Kado」
(2) 菊知充教授:金沢大学
「Neuroimaging for brain development in young children」
(3) 堤定美客員教授:金沢工業大学
「生体力学関連4Dシミュレーションの試み」
今回の研究会では、上原弦電子研所長の挨拶に続き、賀戸先生と親交の深かったスティーブン・クレイン教授(マッコーリ大学)、菊知充教授(金沢大学)、堤 定美客員教授(金沢工業大学)が講演されました。クレイン教授と菊知教授は早くから小児用脳磁計のポテンシャルに注目され、世界でいち早く脳磁計を導入 し、クレイン教授は言語学の分野で、菊知教授は精神科の立場でそれぞれ先端的な研究に取り組んでいます。
クレイン教授は小児用脳磁計に開発から携わっており、完成までの歴史や最新の研究成果についても紹介されました。また、賀戸先生の研究に対する考え方や姿勢を紹介するとともに、遺された夢である新しい脳磁計についても開発を進めていくとのことです。
菊知教授は脳磁計を利用した小児の脳の発達に関連する研究成果とともに、自閉症スペクトラムを持つ子どもに対する理解の大切さについて講演されました。ま た、脳磁計は小児の脳活動を計測するには非常に有効なツールであるとのお言葉を頂きました。現在、小児専用脳磁計は世界でもマッコーリ大学と金沢大学の 2ヶ所だけで運用されていますが、今後さらに脳磁計の利用が拡大することが期待されています。
堤客員教授は、医学工学の両面からの先端的な生体材料力学の研究を行っています。この分野での国際的な標準の策定に貢献されてきており、人工股関節のリスクを評価するためのシミュレーションや、シミュレーションに基づく安全基準の策定プロセスなどについて講演されました。菊知教授は脳磁計を利用した小児の脳の発達に関連する研究成果とともに、自閉症スペクトラムを持つ子どもに対する理解の大切さについて講演されました。ま た、脳磁計は小児の脳活動を計測するには非常に有効なツールであるとのお言葉を頂きました。現在、小児専用脳磁計は世界でもマッコーリ大学と金沢大学の 2ヶ所だけで運用されていますが、今後さらに脳磁計の利用が拡大することが期待されています。
今回で第4回目を迎えた賀戸久先生記念研究会ですが、例年にも増して熱い議論が交わされ、予定時間を大幅にオーバーしてしまう程の盛況ぶりでした。
最後に、お忙しい中ご参加いただいた皆さま、研究会の開催に際しご協力いただいた東京事務所の方々に感謝いたします。
賀戸先生記念研究会終了後、記念写真に納まるメンバー
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